剣道女子個人決勝 三養基の碇桃花(左)が延長戦でメンを奪い1本勝ちする=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

 剣道女子個人は、三養基3年の碇桃花が頂点に立った。試合終了後、チームメートが駆け寄ると、面を取ってほっとした表情を見せ「勝てて良かった」とほほ笑んだ。

 決勝は龍谷の1年生、小川ななとの対戦。「4分で決めたい」―。強気で臨んだが「打つところがなかった」と思うように攻め込めず、延長を3回繰り返した。

 試合が中断するたびに八坂嘉博監督とアイコンタクトを取った。2回目の延長を終え、八坂監督がうなずくのが面越しに見えた。「安心して冷静になれた」。小川のコテを受け流し、メンで1本勝ちを収めた。

 「どれだけ長くなっても、勝ちたいという気持ちだけは切らさなかった」と振り返る碇。前日に優勝した団体戦でも大将を務め、全国への切符を2枚つかんだ。「去年行けなかったインターハイ。今年こそは日本一を目指したい」と思いを語った。(中島野愛)