剣道女子団体決勝リーグ・三養基-敬徳 先鋒戦で三養基の嶋内さおり(右)がコテを奪う=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル(撮影・山田宏一郎)

 2大会ぶりの優勝を目指した剣道団体女子の三養基は、2勝同士で争った決勝リーグ最終戦で敬徳を退け、全国大会への切符をつかみ取った。大将の碇桃花は「去年、決勝リーグで負けた悔しさを晴らすことができた」と喜んだ。

 4チームで争った決勝リーグ。大会1週間前に先ぽうを任された2年生の嶋内さおりがチームで唯一全勝し、流れを呼び込んだ。嶋内は「自分が3年生をインターハイに連れて行く」と強い思いで、初戦の佐賀学園戦、2戦目の龍谷戦と2本勝ちを収めた。

 優勝が懸かった最終戦も勢いは止まらなかった。敬徳は1、2戦目とはオーダーを変えてきたが、「それまでの試合では、手の内が分かっている中学の後輩が先ぽうを務めていたので、変更は予想していた」と焦ることはなかった。上段からメンを狙ってくる相手の竹刀をかいくぐり、得意のコテで優勝への流れをつくった。

 碇は「前を固めた後輩たちがいい流れをつくってくれた」と感謝した。

 試合が終わり、選手たちが涙を浮かべる中、「20分ぐらいは泣いていい。その後はは明日の個人戦に気持ちを入れ替えよう」。八坂嘉博監督は選手たちに語り掛け、優勝の喜びを分かち合った。(鶴澤弘樹)