剣道男子個人決勝でメンを奪う龍谷の西浦尚希(左)=佐賀市の諸富文化体育館ハートフル

 剣道男子個人は、龍谷の西浦尚希が2連覇した。67人の頂点に立った西浦は「プレッシャーに打ち勝てて良かった」と静かに喜びをかみしめた。

 インターハイ個人2枠を懸けた準決勝で、敬徳の嘉村侑也と対戦。試合時間の4分では決着がつかず、延長戦にもつれ込んだ。「無理せず、粘って勝とう」と持久戦を決意すると、4分の延長を続けること5回。20分を超える激闘の末、気迫のこもったドウを奪った。

 慎重に戦った準決勝とは違い、決勝では「最初から攻める」と開始1分30秒で相手が飛び込んで来た一瞬を逃さず、メンで一本勝ちを収めた。

 奈良出身の西浦は「ここで頑張ったら日本一になれる」と進学。最上級生の今年は、主将と大将を任された。日々の反省点などを毎日欠かさず記録し、常に自分自身と向き合ってきた。

 翌日の団体戦に向け「自分が試合を締めるつもりで臨む」と気合を入れ直した。(鶴澤弘樹)