「コロナ禍でも決してあきらめず、それぞれの夢に向かって歩み続けてきた」―。龍谷空手道部の久保田誓也主将と唐津東空手道部の小松千紘主将が、堂々とした立ち居振る舞いで3年ぶりの選手宣誓を務めた。
小学生の時に選手宣誓をしたことがある久保田と、学校の壮行会で宣誓したという小松。本番前は緊張した表情を見せながらも「せっかくの大役。しっかり務めたい」と気合を入れた。
大役を終えた小松は「(言葉が抜ける)トラブルはあったけど貴重な体験」と話し、久保田は「多くの人の前でいい経験になった。あとは本番に向けてやるだけ」と競技に気持ちを切り替えた。
空手道は29日に行われる。「個人、団体ともに優勝しか考えていない」と久保田。小松は「個人は1勝でも多く、団体はみんなの気持ちを受けて引っ張りたい」と力を込めた。(小部亮介)