< 元祖佐賀つけ麺 孤虎 >

「炭火焼きありたどり昆布水つけ麺」(写真はレアチャーシューと煮卵トッピング/1250円)。麺は200gか300gから選べる(同料金)

 

 

 有田町の役場近くに5月25日、県内初となるつけ麺専門店がオープンしました。店を営むのは、伊万里市内で韓国料理店やバーなど3店を経営する、株式会社TSUNAGARI代表の廣田揚佑さん。「県内には、つけ麺を出すラーメン店などはあるものの専門店はなかったんです。出店にあたって、北海道から関東、関西、九州まで、全国のつけ麺を食べ歩きました」。魚介豚骨の濃厚なつけ汁が主流のつけ麺ですが、全国を食べ歩く中で廣田さんが出合ったのが「昆布水つけ麺」。麺を昆布水(だし)に浸して提供する、新しいスタイルのつけ麺です。「魚介豚骨は、その濃厚さゆえ食べる層が限られてしまう。子どもから年配者まで幅広い層が食べられる、あっさりとしたつけ麺にしたかったんです」と廣田さん。

 

つけ汁には炭火焼きのありたどりがごろりと入って食べ応えも抜群。麺を食べ終わったら昆布水を加えて最後まで堪能しよう
つけ麺とのバランスを考えうす味に仕上げた「かしわにぎり」(2個300円)などサイドメニューにも注目


 

 冷たい麺を、あたたかいつけ汁につけて食べる「つけ麺」。ここではまず、北海道産のがごめ昆布で作る「昆布水」に浸した麺を、藻塩とワサビで味わってみましょう。県産小麦を使用した全粒粉入りの自家製麺は、歯ごたえがありながらも、喉ごしがよくつるりと食べられます。麺本来の風味をシンプルに堪能したら、つけ汁の出番。鶏とカツオのだし、しょうゆをベースとしたつけ汁は、あっさりとした中にも凝縮したうまみと炭火焼きありたどりの香ばしさが感じられます。甘さを控えたキレのあるつけ汁に昆布水をまとった麺を浸すと、角が取れてまろやかに。昆布のグルタミン酸と、鶏とカツオのイノシン酸、2つのうまみ成分が口内で合わさり、おいしさが倍増します。食べ方は人それぞれ、自由に楽しむべし。一味や山椒(さんしょう)を加えたり、低温調理で仕上げた生ハムのような“レアチャーシュー”と一緒に食べたり。煮卵を崩せばまた違った味わいになります。
 

 研究熱心な廣田さんがたどり着いたのは、シンプルだからこそごまかしのきかない麺と、昆布とカツオ、鶏肉が織り成すうまみのハーモニー。新感覚ともいえるうまみの相乗効果を、ぜひ自分の目と鼻、舌で感じてみてください。(岩永真理子)


 

卵かけご飯も個性的。有明海苔(のり)の炊き込みご飯に「いとう養鶏場」(武雄市)の卵、しょうゆはかけずにそのままどうぞ



 

廣田さんが好きだというHIPHOPが流れる店内。小上がり席もあるので子連れでも利用しやすい
代表の廣田佑さんとスタッフのみなさん。「味の想像がつかないと思うので、とにかく一度食べにきてください!」


 

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や休みが変更になる場合があります

DATA

元祖佐賀つけ麺 孤虎(ことら)

住/有田町立部乙2236-8
電/なし
営/11:00-16:00 ※つけ汁がなくなり次第終了
休/月、火曜
IG/kotora_tsukemen  

 

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