コンサート会場で署名を呼びかける平和大使の滝本遥さん(左から2人目)ら=昨年8月、小城市

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2019年12月以降中断していた「高校生平和大使」による佐賀県内での街頭署名活動が29日、約2年半ぶりに再開する。県選出の平和大使・小城高3年の滝本遥さん(17)らがサッカーJ1・サガン鳥栖のリーグ戦開始前の午後2時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアム周辺で署名を呼びかける。

 高校生平和大使は佐賀県をはじめ各都道府県から選ばれ、核廃絶を求める署名を集めて8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けている。新型コロナ禍以前は月1回程度街頭に出て、県内で年間5千人以上の署名を集めた年もある。

 ただ19年12月の佐賀市内での活動を最後に、街頭での署名集めは中断。国連欧州本部の訪問も昨年まで2年間休止している。自身が通う小城高などで署名を集めてきた滝本さんは「街頭での署名活動をやりたかったことも大使になった理由の一つ」と再開を待ちわびてきた。

 ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領は、核兵器使用も辞さない構えで国際社会に揺さぶりをかけている。「今こそ高校生が核廃絶を訴える時。私たちの活動を知らない人にまで声を届けるには、街頭での署名活動が欠かせない」と話す。(江島貴之)