走り初めのデモンストレーションでリレーを披露する牛島壮司朗選手(左)と村上勝也選手=佐賀市のSAGAスタジアム(撮影・米倉義房)

 高校スポーツの祭典、第60回佐賀県高校総合体育大会が27日、県内各地で開幕する。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた総合開会式を3年ぶりに実施。新型コロナ感染が収束しない中、各競技団体が感染対策を講じ、選手たちは頂点を目指して戦う。

 総合開会式は27日午前10時から、佐賀市の市村記念体育館で規模を縮小して開催する。バドミントンと弓道は無観客で行い、オンラインで動画を配信する。ほかの競技も保護者や学校関係者のみが入場できる。

 開幕前の26日には、2019年から走路などを改修してきたSAGAサンライズパーク陸上競技場のリニューアルオープンの記念式典があった。名称を「SAGAスタジアム」に改め、27日の県高校総体陸上競技がこけら落としとなる。

 式典で山口祥義知事が「ここは昭和51(1976)年に佐賀国体があった場所。その姿を残しつつ、未来に向かいたい。古いものと新しいものを融合して伝統をつくっていきたい」とあいさつ。佐賀陸上競技協会の末次康裕会長が「若楠国体で走った記憶がある。また全国大会を開くことができ、うれしくてたまらない」と話した。

 走り初めを行った佐賀北高1年の德永心奈さんは「緊張したけど楽しんで走った」と話した。27日から始まる高校総体を見据え、致遠館高1年の牛島壮司朗さんは「県総体から好成績を残したい」、佐賀北高1年の松本悠斗さんは「3年生に負けないような走りを見せたい」と力を込めた。

 県高校総体は6月2日までの7日間行われ、41校から6405人が出場。全国総体は7月23日から徳島県など四国4県と和歌山県で開催される。(小部亮介)