中小企業向けのSDGsの取り組みを説明する大野博之さん=鹿島市のエイブル

中小企業向けのSDGsの取り組みを説明する大野博之さん=鹿島市のエイブル

 鹿島市のSDGs(持続可能な開発目標)推進パートナー企業を対象にした研修会が26日、同市生涯学習センター「エイブル」で開かれた。市内の中小企業などから44人が参加し、SDGsを達成するための具体的取り組みや、ビジネスでのメリットを学んだ。

 市ラムサール条約推進協議会が主催し、「佐賀SDGs官民連携円卓フォーラム」幹事長の大野博之さんが講師を務めた。

 大野さんは、米大手IT企業が温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる「カーボンニュートラル」を、部品メーカーとの取引条件にしているケースを紹介し、「SDGsは社会貢献活動ではなく、やらないと企業として生き残れなくなっている」と指摘。適切に森林管理をした「FSC森林認証」の木材を扱ったことをきっかけに、大企業からの受注に成功した佐賀市の製材所の事例などを挙げ、「うまくやるとチャンスにもなる」と後押しした。

 参加した馬場酒造場(鹿島市)の馬場嵩一朗さんは「環境を守っていくためには、目標を設定して、逆算的にやるべきことをやっていかなければいけない。日本酒造りでも、できることを考えたい」と話した。(山口源貴)