夕日を浴びながら干潟で跳びはねるムツゴロウ=杵島郡白石町の六角川河口

縄張り争いで威嚇し合うムツゴロウ=杵島郡白石町の六角川河口

 華麗なジャンプでプロポーズ-。国内では有明海と八代海の一部に生息するムツゴロウが、恋の季節を迎えている。保護区に指定されている六角川河口(小城市芦刈町と杵島郡白石町)では、求愛行動を間近で見ることができる。

 潮が引いて干潟に姿を現すと、雄はピョンピョンと跳びはねて雌にアピール。縄張りに近づく恋敵には大きく開けた口と背びれを広げて威嚇し、体をぶつけて追い払っている。カップルが成立すると、一緒に巣穴の奥に消えていく。

 求愛行動は繁殖期の5月から7月ごろまで続く。佐賀県有明水産振興センターのウェブサイトでは、観察に適した時間帯を予想したカレンダーを掲載している。(写真と文・米倉義房)