唐津市浜崎小4年の小出悠眞(ゆうま)君は、幼い頃から父眞彦さんの篠笛(しのぶえ)に親しみ、3年生の総合学習で浜崎祇園について学んだのがきっかけで西区のお囃子(はやし)の練習会に参加するようになりました。
笛の音を披露した悠眞君に、初日から本物の笛が手渡され仲間入り。「まるで小さい時から見てきたかのように皆さんから受け入れてもらい、お祭りを通して礼儀や姿勢などさまざまなことを教わってきた」と母千春さんは語ります。
篠笛と沖縄三線(さんしん)で結婚式を飾った思い出もある両親に見守られながら、笛の練習を頑張っています。悠眞君にとって練習会は「いっぱい褒められ優しくしてもらい、落ち着ける大事な場所」で、いつか山笠の「華」で笛を吹くのが夢です。
(地域リポーター・中島直子=唐津市浜玉町)