佐賀空港に到着したウクライナ避難民のニャンコ・アナスタシアさん(左端)とニャンコ・ナターリャさん=佐賀市川副町

 ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、佐賀県内への避難を希望していたウクライナ国籍のニャンコ・ナターリャさん(44)と長女のアナスタシアさん(19)が24日、佐賀市川副町の佐賀空港に到着した。県内への避難民受け入れは3組目。アナスタシアさんは「警報や爆発音を聞くことに気持ちが疲れていたので、静かな場所を希望した。佐賀に無事来ることができて大変幸運に思っている」と笑顔で話した。

 ウクライナの西部リビウで暮らす2人は4月中旬、県が日本ウクライナ友好協会を通じて募集している県内への避難に応募した。5月上旬にビザ発給手続きのためポーランドへ。22日にポーランドをたち、羽田空港経由で24日午前11時すぎに佐賀空港に到着した。

 大学で学ぶ日本語も交えて取材に応じたアナスタシアさんは「ウクライナには安全だと感じられる場所は一つもない」と祖国の窮状を語り、「ウクライナに関する情報をなるべく広めてほしい。引き続き、経済的な支援や(ウクライナ人の)気持ちに寄り添う支援をお願いしたい」と訴えた。

 県職員宿舎を住居として提供し、20万円の一時金と毎月の生活資金を支給する。ナターリャさんの就労も支援する。(江島貴之)