佐賀県水防計画の変更などを承認した、県水防協議会=佐賀市の県市町会館

 雨期を前に佐賀県内の豪雨などによる被害を防止、軽減を目指す県水防協議会が24日、佐賀市の県市町会館であった。ダムの利水分の一部を事前放流することを新たに明記した県水防計画を承認し、佐賀地方気象台からは6月1日から線状降水帯の半日前予測が始まることなどが報告された。

 県水防計画では、2020年度から実施しているダムの事前放流を新たに明記した。利水者と治水協定を結び、出水期に利水容量分の一部を事前に放流することで洪水被害の防止・軽減を図る。21年度計画では県内37河川、37カ所だった危機管理型の水位計設置箇所を、56河川、57カ所に増やすことも盛り込んだ。

 佐賀地方気象台からは今後3カ月間の天候の見通しについて、6~8月の降水量の3カ月平均は「ほぼ平年並み」となっているものの、6月は「平年並みか多い」となっていることが報告され、「今年も覚悟を持って備えないといけない」との呼び掛けがあった。

 武雄河川事務所からは、国管理の河川が3時間以内に氾濫危険水位に達すると予測した際は、警戒レベル4相当の「氾濫危険情報」を発表する運用が6月13日から始まることが共有された。これまでは危険水位到達時に出していたが、前倒しすることで早い段階から警戒を呼び掛けることにつなげる。(大橋諒)