空き家問題について話す塚原功さん=小城市の芦刈地域交流センター「あしぱる」

 空き家の問題について考えるセミナーが20日、小城市芦刈町の芦刈地域交流センター「あしぱる」であった。NPO法人「空家・空地活用サポートSAGA」(佐賀市)の代表理事の塚原功さんが、所有者支援の現状を示しながら早めに問題を考える大切さを訴えた。

 塚原さんは、高齢化率の高い地域で空き家が増加傾向にあることなどをデータを基に解説した。所有者からの相談に関し、「何から対処していいか分からないという人がほとんど。相続時にもめないよう共有名義にしていたため、法的支援ができないケースも多い」と指摘した。空き家になる前の“予備軍”の段階で、家族での話し合いなど対策を講じることを促した。

 小城市が取り組んでいる空き家バンク制度などの支援策についても紹介し、「バンクへの登録が問題対応の取っかかりになる」と説明した。セミナーは同市主催で、8月に牛津公民館(牛津町)、来年1月にはゆめぷらっと小城(小城町)で開き、個別相談も受け付ける。(市原康史)