「地球市民の会」の総会に合わせて開いたセミナー=佐賀市の佐賀商工ビル

 ロシアによるウクライナ侵攻など国際情勢が緊迫化する中、自分たちができることを考えるセミナーが21日、佐賀市の佐賀商工ビルで開かれた。国際協力のNGO(非政府組織)の一員としてアジアやアフリカなどで活躍してきた開発・人道支援コンサルタントの井川定一さんが世界の人道危機の現状を語った。

 井川さんは、強制移住者が過去10年間で2倍に増えていることや、ジェンダーや教育、保健関係の分野で支援が必要な人が7年前に比べて3倍に増えていることなど、世界の人道危機に関するデータを紹介し、「支援に関するリーダーシップが日本に求められている」と強調した。

 国際協力事業に取り組む認定NPO法人「地球市民の会」(佐賀市)が定期総会に合わせて開いた。参加者からは「かなりショッキングな数字を知れた」との声が上がり、同会の今後の活動を話し合った。

 ウクライナからの避難民受け入れや、軍による弾圧に苦しむミャンマーの復興支援など、同会の活動の紹介もあった。オンラインでも開催し、国際協力に興味のある大学生やNGO、NPOの関係者ら約30人が参加した。(中島野愛)