5月の成人式で、江口校長(左)から記念のペンを受け取る生徒たち=鹿島市の鹿島高大手門学舎

 18歳の誕生日を迎える高校3年生に、大人の自覚を持ってもらおうと、鹿島市の鹿島高(江口孝之校長)で毎月、誕生月の生徒を対象にした“成人式”が開かれている。契約など気を付けるポイントや心構えを教え、大人への一歩を後押ししている。

 改正民法の施行に伴い、ことし4月に146年ぶりに成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことがきっかけ。高校在学中に成人になる生徒たちに「節目を感じてもらいたい」と、江口校長が発案し、4月からスタートした。

 同校大手門学舎で18日に行われた成人式には、5月に誕生日を迎える生徒4人が出席。江口校長は「成人になれば結婚や契約など、自分の意思でできることは増える一方で、事件を起こせば実名報道されるなど、社会的責任も大きくなる」と注意喚起し、「成人と大人は違う。どうしたら世の中の人が幸せやうれしいと思ってもらえるか、考えられる大人になってほしい」と呼びかけ、記念品のペンをプレゼントした。

 成人式の翌日に18歳になる食品調理科の鶴田英翔(えいしょう)さんは「正直、成人の実感はまだないけれど、まずは残りの高校生活を楽しんで、いい大人になっていきたい」と笑顔を見せた。(山口源貴)