鳥栖市の市立中学校で2012年、当時1年生だった佐藤和威さん(22)が、同級生から暴行や脅迫を受けたいじめを巡り、「支援する会」の集会が21日、オンラインで開かれた。佐藤さんが市などを訴えている訴訟で、学校側の責任に関し、最高裁が審理を尽くすよう求める署名活動へ協力を呼び掛けた。

 佐藤さんは、実名を明らかにして裁判に臨む。集会で「当時、学校に向かう一歩一歩がとても苦しかった。忘れたいと思っても、フラッシュバックする」とつらい心情を話した。「いじめに苦しむ人が少なくなるよう、学校の対応が見直されてほしい」と訴えた。

 昨年7月の福岡高裁判決は、金銭要求やエアガンで撃つなどの加害行為があったといじめを認定した一方、市側の責任やいじめによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の発症は認めなかった。

 署名は、代理人弁護士が事務局を務める「支援する会」が7月まで集め、集約して最高裁に提出する。