バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)の佐賀バルーナーズ(佐賀市)は21日、PG石谷聡(36)が6月30日付で現役引退すると発表した。
石谷は福岡県出身。2008年に現在のライジングゼファー福岡でデビューし、1部(B1)京都ハンナリーズから今季佐賀に入団。主将を務め、チーム最年長として他の選手をけん引した。
同日に佐賀市内であったファン感謝祭で、石谷本人が表明した。石谷は「14年間よく頑張ったと自分を褒めたい。最後の年をこのチームで戦えたことを誇りに思う」と、時折声を震わせながら感謝を述べた。
今季終盤の4月頃に引退を考え始めた。「体のコンディションやけがで、やりたいプレーができないもどかしさがあった」と石谷。プレーオフを終えて、「やりきった気持ちが一番強かった」。若手が頑張る姿も退く決意を後押しした。
今後についてはまだ決めておらず、「決まり次第、何らかの形で報告したい」と話した。(草野杏実)