昨季王者との一戦は、最後まで得点を狙い続けたが、スコアレスドローに終わった。首位川崎を相手に勝ち点1を拾ったが「こういう試合を勝たないと上にはいけない」と、選手たちに満足感はなかった。

 強力な川崎の攻撃陣を今季初の無得点に抑え込んだ。DF田代雅也は「個性的な(相手の)アタッカー陣に対し複数の選手で守り、良さを出させなかった」と胸を張った。相手が試合途中でフォーメーションを変えても「臨機応変に対応できた」と手応えを口にした。前節の神戸戦では、立ち上がりに失点し、流れをつくることができなかったが、「プレスがはまり失点を防げた」(MF小泉慶)と前節の反省を生かした。

 一方、攻撃陣はリーグ戦2試合連続で無得点。終盤、相手に退場者が出て数的優位になりながら得点を奪えなかった。川井監督は「(ゴールまで)20~30メートルまでは入れるが、その後が少し淡泊だった。若さが出た」と課題を上げた。FW垣田裕暉は「自分たちが主導権を握り、もっとゴールに襲いかかるようにしたい」と誓った。

 監督や選手たちは常々タイトル獲得への強い思いを口にしている。この試合でも昨季のリーグ王者相手に互角の戦いを繰り広げたが、川井健太監督は「今のままではタイトルに届かない。少し時間はかかるが、選手とコミュニケーションをとりながら、練習で戦術を落とし込みたい」と課題改善を見据えた。(中村健人)

 

■試合成績