12年連続で「特A」と最高評価を受ける佐賀県産米の主要品種「さがびより」。高い評価を保ち続けるには関係者のたゆまぬ努力があった。
おいしさ、品質を保証する「出荷基準」を作ることにしました。これは県やJAではなく、生産者自らが決めます。これを確実に励行することをポイントにしました。全国的に見ても生産者自らが出荷基準を作った事例はなく、「共同乾燥調製施設利用組合連絡協議会」が主体となって取り組むことにしました。
県の水稲作付面積の70%以上をこの施設で乾燥調製しており、日本一の佐賀の水田農業のなせる技です。タンパク含有量6・8%以下で1等米に限定するなど、これまでになかった高いハードルを課し、基準をクリアするために生産方式も新たに組み立てました。