新型コロナウイルス流行の影響により2年連続の赤字となった中部国際空港=20日午後、愛知県常滑市

 中部国際空港(愛知県常滑市)が20日発表した2022年3月期連結決算の純損益は122億円の赤字だった。通期の赤字は2年連続。国内線の利用を中心に需要が一定程度戻った。赤字幅は開港以来最大となった前期の179億円から縮小したものの、新型コロナウイルス流行の影響による国際線の低迷が続いた。

 売上高は前期比8・2%増の163億円、旅客数は40・4%増の約283万人で、ともに過去最低だった前期に次いで2番目の低水準。国際線は約2・8倍の5万5千人、国内線は39・0%増の277万6千人だった。23年3月期の連結純損益は107億円の赤字と予想。3年連続の赤字は開港以来初めて。国際線の需要回復の遅れが響く。売上高は31・6%増の215億円の見通し。前提となる旅客数は76・7%増の500万人で、このうち国際線を50万人、国内線を450万人と想定する。