11日、北海道・知床半島の羅臼港沖合を航行する海上保安庁の巡視船。後方は北方領土・国後島

 北海道・知床半島沖で観光船が沈没した事故で、ロシアが実効支配する北方領土・国後島で見つかった遺体のそばで日本の車の運転免許証が見つかっていたことが21日、分かった。第1管区海上保安本部(小樽)が明らかにした。名義人の氏名の読みから、事故で行方不明となっている曽山聖甲板員(27)の可能性がある。

 現場海域では21日、海上保安庁から依頼された「日本サルヴェージ」による船体引き揚げの準備作業が始まった。

 1管によると、ロシア側が19日に「国後島西岸で性別不明の遺体が見つかった」と連絡。その後、遺体のそばに「ソヤマ・アキラ」名義の免許証があったとの情報を寄せた。