放送スタジオを見学する式典の出席者ら=佐賀市松原のNHK佐賀放送局新放送会館(撮影・米倉義房)

記念式典であいさつするNHK佐賀放送局の楠井章代局長(右)=佐賀市松原

5月9日から運用が始まったNHK佐賀放送局の新放送会館=佐賀市松原

 NHK佐賀放送局の新しい放送会館が佐賀市松原1丁目に完成し、20日、関係者ら約100人を招いた式典が開かれた。佐賀らしく「陶器と水」をモチーフにしたデザインを取り入れ、災害時の情報発信拠点として免震構造を採用している。

 新放送会館は鉄骨造り、地上3階建て。テレビ・ラジオ用の放送スタジオをはじめ、公開スペース「ハート・プラザ」、8Kに対応した220インチ(横4・8メートル×縦2・8メートル)の大型マルチディスプレー、公開スタジオなどを設けている。敷地面積は3715平方メートル、延べ床面積5163・5平方メートル。高さ70メートルの鉄塔を備える。建設費は約42億円、土地取得費は4億8500万円。

 式典には、日本放送協会の正籬まさがき聡さとる副会長らが出席した。9日午前3時34分50秒から新会館に放送が切り替わり、佐賀放送局の楠井章代ふみよ局長は「災害に強く、環境に優しく、佐賀らしさが見える放送会館となった。佐賀の皆さんの日々の暮らしのパートナーとなるよう情報発信に取り組む」とあいさつ。来賓からは佐賀出身の大隈重信を主役にした大河ドラマの実現を期待する声などが上がっていた。

 佐賀放送局単独の会館は2カ所目。1968(昭和43)年に建設した佐賀市城内の旧会館の老朽化に伴う移転で、2019年6月に着工した。昨年9月の完成後、放送機器の搬入などを進めてきた。(古賀史生)