国土交通省武雄河川事務所の担当者から六角川の整備状況について説明を聞く流域市町の担当者=杵島郡大町町下潟

 国土交通省武雄河川事務所は20日、本格的な出水期を前に管内河川の危険箇所や整備状況を確認する合同巡視を実施した。嘉瀬川水系(小城、佐賀市)、六角川・牛津川水系(武雄市、大町、白石、江北町)、松浦川水系(伊万里、唐津市)の8市町の担当者や消防団員ら約70人が参加した。

 2021年8月の記録的大雨で大規模な浸水被害が出た六角川水系では、武雄市や大町町の担当者ら24人が参加。武雄河川事務所の担当者の案内で、堤防沿いを車で移動しながら、特に昨年夏、越水した場所や新たに河道整備をした現場を確認した。

 武雄市橘町の大日堰(ぜき)付近の越水地点では、土のうを積み上げた場所や、水の流れを鈍くする突起が付いた形状の堤防を確認した。河川の流れをよくする河道掘削を行った同市北方町椛島橋付近では、泥を除きヨシを伐採した結果、昨年同様の大雨が降っても河川の水位は、昨年時よりも40センチ下がるとの説明があった。

 武雄市朝日町の高橋排水機場で、能力増強中の排水ポンプも確認した。3台あるポンプは24年までに排水量が3・7トンずつ増え、最終的には毎秒50トンから61トンに排水量が増える。

 案内した同河川事務所朝日出張所の髙木耕太郎所長は「河川改修は順次進めているが、流域の各市町でも対策を進めてもらい出水期に備えてほしい」と話した。(澤登滋)