特別公開された発掘現場

発見された甕棺墓

 吉野ケ里遺跡の発掘現場の特別公開が大型連休に合わせて3~8日に行われました。日吉神社の跡地にあった森の一部を伐採し、トレンチ(試掘溝)が入れられました。見学者は発掘作業に興味津々で、質問には佐賀県文化課の方が丁寧に対応していました。6日間で訪れた人は6000人に上りました。

 トレンチからは、弥生時代のものとして「甕棺墓(かめかんぼ)」が2基姿を現しています。既に割れていて、棺内に土が詰まっている状態に見えます。日本各地にある古墳はある意味身近な遺跡です。しかし、弥生時代のお墓となると、どこにでもというわけにはいきません。特に甕棺は北部九州特有のものです。今までに発見されている甕棺墓との関係によっては、新しい弥生時代の扉が開くかもしれません。

 発掘現場の特別公開は終わりましたが、6月3日までの平日(午前9時半から午後4時半まで)は調査が行われていますので、見学はできます。ただし、雨天の場合は発掘が中止になりますのでご注意ください。

(吉野ケ里ガイド・福田幸夫)