2019年の呼子大綱引で、懸命に綱を引く岡組の男衆=呼子町の三神社前(2019年06月02日撮影)

 唐津市呼子町の呼子大綱引振興会は、6月5日に開催予定だった国重要無形民俗文化財「呼子大綱引」を中止する方針を決めた。新型コロナの影響で引き手の確保が困難だったことなどから、3年ぶりの開催を断念した。

 18日の振興会の運営委員会で協議した。新型コロナの感染の不安などから、引き手は例年の3分の1ほどしか集まらなかったという。19年は観光客を含めて約900人が引き手を担った。

 呼子大綱引は約200メートルの綱を岡組と浜組に分かれて引き合い、漁と農作物の豊凶を占う。2日間で参加者を含めて約4千人が訪れる。振興会は4月中旬、前日の子ども綱を中止し、大人綱のみ実施する方針を示していた。(横田千晶)