農家の労働力不足解消のため、アルバイトとマッチングするアプリを開発した「鎌倉インダストリーズ」の原雄二社長=唐津市のJAからつ本所

農家の労働力不足解消のため、アルバイトとマッチングするアプリを開発した「鎌倉インダストリーズ」の原雄二社長の講演=唐津市のJAからつ本所

 農家の労働力不足解消を目指すアプリを開発した企業「鎌倉インダストリーズ」の原雄二社長がこのほど、唐津市浜玉町のJAからつ本所で講演した。原社長は、週末など1日単位で気軽に農業アルバイトをできる自社アプリを紹介。人口減少社会の中、副業者など幅広い労働力を受け入れる必要性を呼び掛けた。

 同社はネット上で農家とアルバイトをマッチングするアプリ「デイワーク」を手掛け、北海道などのJAで導入されている。

 原社長は、以前に取り組んだJAでの無料職業紹介所の事業で、年間約50人の人材を紹介した一方、人口が少ない地域は半年で2人だけだったと事例を紹介。従来の募集方法では一定期間に働き続ける制約があり、対象者が退職者や主婦、長期休暇中の学生などに限られていたと指摘した。

 その上で「副業者を農業界は受け入れるべき。本業がある人は1週間単位では働けないが、休日だけはアルバイトができる。労働人口全員が対象になる」と話し、企業や自治体でも副業を可能にしていく必要性を語った。

 講演は、農業界での労働力不足などをテーマに開催し、JA職員らが聴講。この日は、同社が手掛けるチャット機能などのアプリ「JAコネクト」とJA佐賀情報センターによるシステムの稼働に向けて、研修会も開かれた。(横田千晶)