警察庁は19日、自転車の通行が多く、悪質な走行が目立つ全国各地の「指導啓発重点地区・路線」で20日に一斉取り締まりを実施すると発表した。また、自転車の悪質・危険な走行が問題になるなどしている「指導啓発重点地区・路線」が全国で1887カ所に上ることが同庁のまとめで分かった。各都道府県警は5月末までに、ホームページ(HP)に掲載して住民に周知した上で、それぞれ集中取り締まり日を毎月1日以上設ける。

 自転車について重点地区を全国で公表して取り締まるのは初めて。悪質な違反には積極的に交通切符(赤切符)を活用し、ルール違反に歯止めをかける。

 自転車利用者の増加に伴い、交通マナーの悪化を指摘する声は強く、警察庁は1月、重点地区・路線の選定と公表を都道府県警に指示した。

 警察庁によると、1887カ所は、715地区と1172路線。HPで地区は「○○駅地区」、路線は「市道○○線A交差点―B交差点」などと地図上に表示し、選定した理由や多発している違反の形態、走行する際の留意点などを説明する。

 選定数が最も多かったのは大阪府の133(地区28、路線105)で、東京都の130(同47、同83)、愛知県の98(同55、同43)と続いた。

 佐賀県内は17で、通勤通学などで自転車の利用者が多い佐賀市内の佐賀城跡やJR佐賀駅、ゆめタウンの周辺、唐津市町田・新興町、嬉野市塩田町馬場下の5地区と鳥栖市内の本通町-田代公園入口、神埼市内の国道34号線など12路線を定めている。(共同)