来館者100万人を達成した武雄市こども図書館。1日平均600人の子どもが訪れる=武雄市武雄町

来館者100万人目となった辻風乃可さん(左から2人目)に記念品が贈られた(提供)

 武雄市こども図書館の来館者が2017年10月の開館以来、4年7カ月で100万人を達成した。「こどもと家族の生活を豊かにする図書館=家のような図書館」のコンセプトのもと、子どもの利用だけでなく親同士のコミュニティーの場としても定着してきた。

 来館者数は、開館した17年度が半年間で17万8342人の滑り出しだった。翌18年度は27万7942人で最多となり、その後は13万~24万人を推移してきた。20年度は新型コロナウイルスの影響で30日間閉館しており、おはなし会などの開催は現在も見合わせている。

 それでも本の貸し出し冊数は毎年、10万冊前後をキープしている。利用者の6割が市内からで、長崎、福岡の両県など県外からの利用も1割となっている。利用者の満足度は96%と高く、「図書館でママ友が増えた」「家族で出かけるきっかけになる」などの声が寄せられた。

 10月に開館5周年を迎え、現在企画を検討している。親子で楽しめるプログラミング教室や、ゴールデンウイークの期間中に開いて好評だった長崎バイオパークとの共催イベントが候補になっている。同図書館児童書コンシェルジュの緒方千恵さんは「今後も親子で楽しめる施設としてのスタイルを追求していきたい」と話す。

 14日に開かれた記念セレモニーでは、100万人目の来館者となった武雄小5年の辻風乃可(かのか)さんに、小松政市長から記念品が贈られた。(澤登滋)