市場に出回らない規格外の食材を使って料理を楽しむ旅行企画のモニターツアーが5月上旬、鹿島市内で開かれた。トマト摘みやピザ焼き、キーホルダー制作など写真映えするコンテンツが満載で、仕事で訪れたのを忘れるほど楽しめた。(広告部 東中千春)

 

SDGsエコツアー

 旅行名は「キカクガイ~ト SDGsエコツアー」。国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の一環で、食べずに廃棄する「フードロス」の削減につなげようと、鹿島市が取り組む。
 今回、初めに向かったのは6種類のトマトを栽培している「たにぐちファーム」。この農場では、甘みが強い品種から酸味を感じる品種まで夢中で収穫した。

6種類のトマトを収穫できてご満悦でした=たにぐちファーム=

 道の駅鹿島では、規格外の野菜を使ったピザ焼きを体験した。たにぐちファームで収穫したトマトやタマネギなどを思い思いにトッピングし、ノリをたくさんまぶして「和風ピザ」に仕上げた。

ノリをたくさんのせたオリジナルピザ=道の駅かしま=

 木彫り工房の「杉彫(すぎちょう)」では、倒木や廃材を利用したキーホルダーを作った。10種類以上の図案の中から1種類を選び、約30分かけて絵の具で色を塗った。ムツゴロウを選んだ私は細かい線に苦戦しながらも、何とか満足のいく作品を完成できた。

3色で仕上げたムツゴロウのキーホルダー=杉彫=
ツアー参加者の作品

 9月23日には、武雄温泉と長崎を結ぶ九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が開業する。それに伴い、肥前鹿島駅を通る特急列車の本数は、現在の1日約50本から14本に減少する見込みだ。
 今回のツアーは、特急「かもめ」を利用して鹿島市を訪れてほしいという市の強い思い入れがある。鉄道の利用者が増えれば「地域の足」が維持され、「SDGs」の目標達成につながるかもしれない。「キカクガイ~ト SDGsエコツアー」は6月からを予定している。一人でも多くの人が参加して鹿島の良さを知ってほしい。