衆院国交委員会で知床観光船事故について国交省の事前対応についてただす大串氏=衆議院

 北海道・知床沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故に関し、立憲民主党の大串博志衆院議員(佐賀2区)は18日の国土交通委員会で、国交省の事前対応を巡り「落ち度があった」と指摘、「国交省として責任があるのではないか」とただした。

 大串氏は冒頭、「地元佐賀の方も巻き込まれた。地域でも悼む声が多い。この事故は、何とかして防げなかったのかという思いがある」と述べ、運航会社に対する国交省のこれまでの対応について質問した。

 カズワンが昨年5月と6月に事故を起こし、国が特別監査を実施した際に、運航会社の運航管理者だった桂田精一社長の実務経験や会社の安全体制の確認が不十分だったと指摘した。

 その上で「国交省として事前対応や特別監査に落ち度があったと認めるか」と問うと、斉藤鉄夫国土交通相は「昨年、特別監査や指導、抜き打ち検査を行ったが今回の事故を防げなかった。これを重く受け止めている。再発防止策を先頭に立ってつくることで責任を果たしたい」と答弁した。(山口貴由)