テングサを天日干しする女性たち=唐津市鎮西町の松島

透き通った松島のところてん(提供)

天日干ししたテングサを丁寧に水洗いする島の女性たち=唐津市鎮西町の松島

収穫されたテングサ

 唐津市鎮西町の松島では、ところてんの原料になる「テングサ」を天日干しする光景が広がっている。テングサ漁が代々受け継がれ、各家庭で自家製の初夏の味覚を味わう。

 加工場「てとらぽっと」は受注販売をしていて、宗ひとみさん(60)と宗紀美子さん(53)が作業に追われている。テングサに絡まった貝などを手で丁寧に取り除き、水洗いと天日干しを「自分たちが納得いくまで」(ひとみさん)何度も繰り返す。

 以前は物産展だけで振る舞っていたが、好評の声を受けて商品化。透き通っていて、臭みがないのが特長だ。甘酢や島の甘めのしょうゆなどを配合した特製だれを添える。漁は5月いっぱい行われ、今年は生育も良好。涼感を誘う一杯が食卓に並ぶ。(唐津支社・横田千晶)