広葉樹の苗木を植樹する参加者=佐賀市富士町の21世紀県民の森

 佐賀県有明海漁協や森林ボランティアの関係者らが15日、佐賀市富士町の21世紀県民の森の県有林で植樹活動を行った。「豊かな森は豊かな海を育む」との思いを胸に、漁業者ら約70人が“山の作業”に汗を流した。

 同漁協と県は「豊かな自然を未来へつなぐ森川海人っ協定~宝の海を守るための漁協の山づくり~」を結んでいる。協定に基づいて3年間で計2・7ヘクタール植樹し、漁業者らが下刈り作業など手入れを約10年間行う。今回は0・9ヘクタールにコナラやヤマボウシなど5種類の広葉樹の苗木約700本を植えた。

 参加者は穴を一つ一つ掘り、丁寧に植え込んだ。同漁協の西久保敏組合長は「山から流れ出る栄養分が川を伝って海まで届き、ノリや魚介類の生産に大きく寄与している。漁業者も山と川を守る必要がある」と話した。山口祥義知事は「山があるからこそ海があるという意識を子や孫につなげたい」と述べた。(樋口絢乃)