二紀会を代表する大作が並ぶ中、それぞれの作風や技法を解説する吉岡正人理事(右)=佐賀市の佐賀県立美術館

 第74回二紀展巡回佐賀展(二紀会、二紀会佐賀支部主催、佐賀新聞社後援)が17日、佐賀市の県立美術館で開幕した。第一線で活躍する作家による絵画や彫刻の多様な表現が、多くの美術ファンを魅了する。29日まで。

 佐賀での巡回展は2019年以来、6回目。昨年10月に東京・国立新美術館で開かれた本展からえりすぐりの絵画や彫刻66点を集めている。主要な賞の一つ「成井賞」に輝いた上瀧泰嗣さん(佐賀市)の受賞作をはじめ、県内作家17人の作品も並ぶ。

 初日は、二紀会理事の吉岡正人さんが、作品解説を行った。素材や技法、作品の背景、作家の人柄などを交えながら紹介していった。佐賀支部長の先崎民憲さんは「コロナ禍などもあり、文化的な活動が萎縮している。大作からあふれでるエネルギーを肌で感じてほしい」と話す。

 観覧料は一般800円、高校・大学生500円。中学生以下、障害者とその介助者1人無料。土日には佐賀支部メンバーによる作品解説、ギャラリートークも行う。(福本真理)