南アフリカ共和国のパテル貿易産業競争相(中央左)と会談する岩田経産政務官=南アフリカ共和国(経産省提供)

 自民党の岩田和親経産政務官(衆院比例九州、佐賀市)は5月9日から3日間、南アフリカ共和国に出張し、南アなど3カ国の鉱物資源、貿易分野の閣僚と相次いで面会し、レアメタル(希少金属)の採掘プロジェクトで日本企業が参画できるよう協力を求めた。

 海外出張は昨年10月の就任以来、初めて。南ア・ケープタウンで開かれた鉱業投資会議に出席した。南ア、コンゴ民主共和国、ザンビア共和国の閣僚と会談し、パラジウムをはじめとする希少金属について、日本企業による採掘計画への参加に協力と理解を求めた。

 基調講演では、カーボンニュートラルの実現に向け、日本が自動車の電化を通じて貢献することの決意を述べ、コバルトなどアフリカの鉱物資源への関心を示した。企業幹部とも会談し、パラジウムの安定供給について意見を交わした。

 2泊5日の出張から帰国した岩田氏は「新型コロナでなかなか行けなかった海外出張の公務が出始めてきた。経済安全保障の面でも、鉱物資源の安定供給は重要だ」と語った。(山口貴由)