協定書に署名した佐賀大の兒玉浩明学長(左)とNTT西日本の國本裕久佐賀支店長=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 佐賀大とNTT西日本佐賀支店は17日、情報通信技術(ICT)を活用した地域活性化推進に関する連携協定を結んだ。同社の技術を活用して1、2年時から学生にアプローチして県内企業への関心を高め、地元就職率向上を目指す。

 県内大学生の地元就職率の低さが課題となる中、ICTを用いた地域課題解決に取り組む同社と協力して学生の県内就職意欲を高める。具体的には、昨年度から始めた主体的なキャリア設計を促す企業提供講座で、コミュニケーション力などの成長を「見える化」する仕組みづくりなどを想定している。

 同社が大学と同様の協定を結ぶのは3件目。佐賀市の本庄キャンパスで開かれた調印式で國本裕久支店長は「佐賀に移住を希望する若者は多い。早い時期からキャリアデザイン教育で佐賀を意識させれば県内就職が増え、地域活性化につながる。そこにICTを活用したい」と狙いを述べた。

 両者と県内企業などでつくる人事担当者の交流会でも、地域で連携して採用活動を進める「就域」活動を推進している。佐賀大の兒玉浩明学長は「連携を機に、いろんな企業が参加できる仕組みになっていけば」と今後に期待した。(江島貴之)