地震で脱線した東北新幹線の復旧作業=3月、宮城県白石市

 震度6強を観測した3月の地震で東北新幹線が被災し長期運休したことを受け、国土交通省は17日、JR各社に新幹線の耐震工事を前倒しするよう要請する方向で、技術面などの検討を始めると明らかにした。技術的に前倒しできる見通しとなった場合、費用を捻出するため、運賃の値上げを容認するかどうかも議論する。

 斉藤鉄夫国交相は同日の閣議後記者会見で、新幹線の耐震補強や脱線対策に関する検証委員会の第1回会合を31日に開くと発表。「補強の前倒しや優先順位など幅広く検討する」と述べ、検討結果を踏まえ、費用負担の在り方も省内で議論する考えを示した。