八尋晋さんと木彫「つるかめめしべ」=佐賀市のシルクロ

会場に並ぶ八尋晋さんの作品群=佐賀市のシルクロ

会場に並ぶ八尋晋さんの作品=佐賀市のシルクロ

 美術家の八尋晋さん(50)=福岡県筑紫野市=が、佐賀市松原のギャラリーシルクロで個展を開いている。伝統文様を取り入れた陶器やステンドグラスなど約100点が並ぶ。22日まで。

 八尋さんは武蔵野美術大短大部卒。循環、均衡、陰陽、共生をテーマにガラスや木などを素材に作品を制作する。自分の出自や内面、日本の神仏信仰を研究し、繁栄を願う渦巻き模様など伝統柄が持つ意味を重視した作風で活躍している。

 木彫作品「つるかめめしべ」は、南国の呪術的な文化を感じる色彩で存在感を放つ。「見ざる聞かざる言わざる」の意匠を取り入れた人物と花が同化した姿は、自然との共生を示唆しているという。「作品を見る時、必ずしも作者の意図と同化する必要はない。考える行為が大切」と話す。20~22日は在廊する予定。(花木芙美)