進出協定を結んだ有田町の松尾佳昭町長(左)とアクトシーンの本多克宏社長=有田町役場

 ソフトウエアの開発を手がけるIT会社「アクトシーン」(東京都)はこのほど、有田町と進出協定を結んだ。2023年中に町内に事務所を開設し、初年度は地元から2人以上の新規雇用を計画している。

 設立は00年。従業員23人は全員エンジニアで、主に競馬、競艇など公営競技の発券や払い戻しに関するシステムの開発・保守に携わっている。地方を拠点にした事業展開を図る中、佐賀県主催の企業誘致ツアーに参加して町を訪れたのが進出の契機になった。

 同社はデータ分析を得意としている。町役場で松尾佳昭町長と協定書を交わした本多克宏社長(56)は「技術力を生かして地域課題の解決に貢献できる仕事をしたい。将来的には地元の案件を地元の技術者が開発できる環境を目指したい」と抱負を語った。

 有田事務所では県内の学校から社員を募集し、東京本社で技術を習得させて有田に戻すことを検討している。県内にUターンするエンジニアの採用も考えている。(青木宏文)