再生可能エネルギーとして国が普及を進めている洋上風力発電。佐賀県は風の条件などが整う唐津市沖に誘致を目指しており、夏には候補海域の漁業状態や漁場環境を把握するための調査に乗り出す。漁業者の間では、経済波及効果に期待する一方、騒音などによる漁への影響を懸念する声も上がっており、誘致の行方は見通せない。

 洋上風力発電を誘致するには、国による法定協議会設置や促進区域指定、事業者選定などの段階を踏む必要がある。県は唐津市の神集島、小川島、加唐島、松島、馬渡島の周辺で「誘致候補海域」を設定し、2021年3月に国に報告した。