英訳付きの観光ガイド本を作った(左から)中尾安隆さん、ヴィンセント・ホイザさん、岩崎数馬さん、山口信行さん=有田町

有田町の観光ガイド有志が作った英訳付きのガイド本

 有田町で観光ガイドをしているグループが、町を訪れた外国人に英語で観光案内ができるマニュアル本を作った。焼き物のまちの見どころや歴史を和英対訳で説明している。現在2冊が完成し、2023年春までに計4冊を出す予定だ。

 メンバーは有田観光協会登録ガイドの岩崎数馬さん(72)、中尾安隆さん(69)、山口信行さん(66)と町国際交流員のヴィンセント・ホイザさん(28)の4人。コロナ禍の前は増加傾向にあった外国人客を案内できるようになろうと英語の勉強会を重ね、これまでの成果を本にまとめた。

 1冊目は泉山磁石場、トンバイ塀、陶山神社など主な見どころを92ページにわたって紹介している。ガイドの3人が日本語の説明と英訳を行い、ヴィンセントさんが添削した。町の補助金を得てヴィンセントさんが英語の部分を話すCDを付けることができた。

 2~4冊目は「有田町の隠れた魅力に光を当てる」シリーズになり、2冊目では日本で最初に色絵磁器を焼いた窯跡がある黒牟田地区を取り上げた。3冊目は幕末から明治にかけて学問や産業の先進地だった白川地区、4冊目は鍋島藩の御用赤絵屋が集まった赤絵町を紹介する予定で、来年春までの完成を目指している。

 岩崎さんは「本として形に残せば、メンバー以外や後進のガイドも使うことができる。コロナが収まり、再び多くの外国人客が訪れるときのために、ガイドの仲間も増やしたい」と話している。本は販売もして1冊目はCD付きで2千円、黒牟田編は980円(いずれも税込み)。問い合わせは岩崎さん、電話090(8764)1794。(青木宏文)