消防署員の助言を受け、負傷した遭難者を救出する訓練に取り組む小城署員=小城市の同署

負傷した遭難者を簡易担架で救出する訓練に取り組む小城署員=小城市の同署

 小城署(中島昭博署長)で13日、天山(標高1046メートル)での登山者遭難に備えた警察、消防、自治体の合同救出訓練があった。山道を下りながら負傷者を安全に搬送する際の注意点などを確認した。

 小城署員の対処能力の向上と、関係機関との連携を図る狙い。天山頂上付近で行う予定だったが、天候不良のため、同署での訓練に切り替えた。

 男性登山者2人が遭難しそれぞれ負傷していると想定。小城と多久の両消防署員の助言を受けて、小城署員が応急手当の方法を学んだ。負傷者を背負って搬送する際の手順や、棒と毛布を使った簡易担架による搬送方法などの講習もあった。消防は「負傷者の頭部を下げず、できるだけ水平に」「山道での搬送は想像以上に大変。交代で対処すれば、楽に、早く搬送できる」とアドバイスした。

 小城市と多久市の防災対策担当者も訓練を見守った。大雨などによる災害も含め、関係機関の連携強化を確認した。(市原康史)