生活用品大手のアイリスオーヤマ(本社・宮城県仙台市)は11日、鳥栖市の鳥栖工場でパックご飯に加え、新たに炭酸水の生産を始め、西日本での食品事業の生産拠点とすることを明らかにした。2023年春以降、順次生産を開始し、26年度にはパックご飯と炭酸水で計100億円を出荷する。新たな生産ライン導入に伴い210人(うち正社員130人)を新規雇用する計画。

 パックご飯を生産する宮城県の工場、炭酸水を生産する静岡県の工場だけでは供給が間に合わず、鳥栖工場内の既存スペースを改修して生産設備を導入する。精米ラインは23年3月、炭酸水の生産ラインは同年4月、パックご飯の生産ライン(2本)は24年3月と25年3月に稼働予定で、総投資額は120億円。