2回目の入学式で、拍手を受けながら花のアーチをくぐる1年生=鳥栖市の旭小

 鳥栖市の旭小で11日、新型コロナウイルスの影響で入学式に出席できなかった1年生と保護者のための「2回目の入学式」を開いた。在校生らの拍手に包まれた歓迎ムードの中で子どもたちが入場し、保護者は成長の姿を写真に収めて節目を祝った。

 同校の4月12日の入学式では、1年生7人が感染や濃厚接触者への該当などで出席できなかった。市内では同様のケースで涙を流す保護者もいたという。母親の一人は「子どもは大きなランドセルを背負って楽しみにしていただけに残念そうだった」と振り返る。学校側はそんな児童や保護者の思いをくみ、再度入学式を企画した。

 式では、体育館のステージに花が並べられて「祝入学おめでとう」の幕も掲げられ、6年生約140人が出迎えた。1年生は緊張した様子で紙製の花のアーチをくぐって入場した。西川哲也校長は「元気で笑顔いっぱいに生活しましょう」と呼びかけた。児童代表の歓迎の言葉もあった。

 4月の式当日に家族に感染者が出て出席を見送っていた母親(28)は「思っていたより盛大でびっくりした。入学式は諦めていたので、かけがえのない思い出をつくることができて感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。(井手一希)