新幹線開業後の10月にオープン予定の温泉旅館「星の華」。右が宿泊棟、左が管理棟(イメージ図)

 9月に九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎(西九州新幹線)の開業を控え、武雄市内に新たな宿泊施設の建設が進んでいる。御船山と営業停止中の武雄センチュリーホテルそばに、温泉旅館が10月にオープンする予定。温泉の掘削工事は2月から始まっており、武雄の新たな魅力になることを関係者は期待している。

 建設中の温泉旅館は「星の華」で、福岡市の建設会社ジャンス(白木誠之社長)が手掛ける。白木社長が所有していたホテルを昨年5月に取り壊し、跡地に建設する。木造平屋建ての宿泊施設10棟と、鉄骨2階建てのフロントと食事処が入る管理棟を合わせると、延べ床面積は788平方メートルになる。

 宿泊施設は2人部屋で、全室に露天風呂を完備する。部屋の広さは約30平方メートルだが、天井の高さが3・5メートルあり開放感のある造りになっている。管理棟2階の食事処は仕切りを設けて個別に食べられるようにしており、新型コロナウイルス感染対策も施している。メニューは佐賀牛を中心にした懐石料理で、地元武雄の食材も取り入れる。

 チェックインは午後3時から、チェックアウトは正午までの設定。若いカップルから熟年の夫婦まで、ゆっくりとした時間を過ごせる宿泊施設を目指している。白木社長は「新幹線開業で多くの人が武雄を訪れると思う。温泉に入って部屋でリラックスしたり、観光地を巡るなど多様な楽しみ方を提案したい」と話す。(澤登滋)