武雄市の天然記念物で推定樹齢3千年とされる「武雄の大楠」の枯れや腐食が進んでいることが分かった。市は保護措置を取るため、ゴールデンウイーク前に見学制限エリアを広げた。今後は経過を観察しながら、冬に根が生えている土壌を改良し大楠の“体力回復”を目指す。

 大楠の異常に気付いたのは2021年9月上旬。8月11日からの記録的大雨の影響を観察していた市内在住の植物愛好家が、幹や枝の状態を見て市文化課に連絡した。担当職員も同行し枝の枯れや、幹中央部の洞(うろ)の腐食が進んでいることを確認した。