立憲民主党佐賀県連は2日、臨時の常任幹事会を開き、次期参院選佐賀選挙区(改選数1)に、大串博志氏(衆院佐賀2区)の事務所スタッフの小野司氏(45)=唐津市和多田=を擁立することを決めた。同日、党本部に公認申請し、10日に予定される党本部常任幹事会で正式決定する見通し。

 立民の参院選候補擁立を巡っては、19年に出馬した県連副代表の犬塚直史氏に意向を確認したが、海外での活動との両立が困難だとして1月に断念。原口一博県連代表(衆院佐賀1区)と大串氏を中心に選定を進め、2021年8月から大串事務所に入り、大串氏の政治活動や選挙運動を支えてきた小野氏に絞った。

 県連常任幹事会後、原口氏の事務所で会見した小野氏は「女性の生きづらさや、高齢者を介護している家族の思いなど現場の声を、地方から力強く訴えていきたい」と抱負を述べた。

 小野氏は唐津市浜玉町出身で、厳木高を中退後、福岡調理師専門学校を経て、調理師免許や認知症介助士の資格を生かして飲食店や特別養護老人ホームで勤務。その傍ら、国政選挙や地方選挙の複数の陣営で、街頭演説活動などに携わってきた。地方議員も含めて選挙への出馬は初めて。

 佐賀選挙区には、自民党現職で3選を目指す福岡資麿氏(48)=佐賀市、共産党新人の上村泰稔氏(56)=佐賀市=が出馬を予定している。

 野党候補の一本化について原口氏は「(4月に県連が発足した)国民民主とは共闘ができれば」と述べる一方、共産党などその他の政党との連携については、「市民連合さが」を仲介役とした形になるとの見方を示した。(大橋諒)