【ロンドン共同】米ブルームバーグ通信は22日、フランスの自動車大手ルノーが、三菱自動車を合わせた3社連合を組む日産自動車の株式の一部売却を検討していると報じた。ルノーは日産の筆頭株主。数千億円規模の売却益を得て電気自動車(EV)の開発資金に充てるとみられる。ルノーはEV事業を分離し、23年の新規株式公開(IPO)を検討している。

 報道によると、日産がルノーから株を買い取ったり、他の企業が取得したりする可能性がある。日産のグプタ最高執行責任者(COO)が近くパリを訪れ、ルノーのデメオ最高経営責任者(CEO)と会談。今年5月には、両社の幹部が東京で会合を開くという。

 ルノーは「臆測にはコメントしない」としている。

 日産は1999年に経営危機に陥り、ルノーの出資を受け入れた。ルノーは日産株の43・4%を握り、日産もルノー株の15%を取得した。2016年には日産が三菱自に34%出資することで合意し、3社で調達や開発の共通化を進めてきた。