定期株主総会後に開いた会見で18期の決算概要を報告する福岡淳二郎社長(中央)。右は内田弘会長、左は進龍太郎取締役=鳥栖市内

 サッカー・J1サガン鳥栖の運営会社サガン・ドリームス(鳥栖市、福岡淳二郎社長)は23日、22年1月期の決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で入場者が伸び悩むなど、当期純損益が2億2093万円の赤字となった。赤字は4期連続。債務超過は2期連続で、4億6402万円に上った。内田弘会長は同日の会見で「今期は黒字の見込みが立った」と話した。

 前期の7億1513万円の赤字からは大幅に改善した。売上高は前期と比べ37%増の22億6757万円。チケット販売による興行収入は4億6805万円で、前期の2億1626万円の倍以上になったが、集客は苦戦が続いている。進龍太郎取締役は「(集客は)回復しているが、当初の見込みよりは少ない」と述べた。

 新規スポンサーの獲得などにより、広告料収入は前期比17%増の6億5226万円で、選手の移籍金収入などを含む「その他の売上」は5億4880万円と前期の約1・5倍に増加。福岡社長は「赤字は大幅に圧縮した。入場者数に左右されない多角的な収入計画を進めている」と話した。

 債務超過については、昨年7月に第三者割当による約4億5千万円の増資を実施し、約2億3千万円縮小した。内田会長は「2、3年をめどに解消できる」と示唆した。

 同日の定時株主総会で、J2レノファ山口の河村孝前社長(53)の取締役就任も承認された。(小部亮介)