審理をやり直した場でも話し合いのテーブルは実現しなかった。国営諫早湾干拓事業(長崎県)を巡り、国が漁業者に潮受け堤防排水門の開門を強制しないように求めた請求異議訴訟の差し戻し控訴審で、福岡高裁は25日、判決を言い渡す。地元の漁師たちは、有明海再生を願いながら「開門」「非開門」に振り回されてきた。