黄金の茶室の一般公開に合わせて提供される「天下料理」=唐津市鎮西町の茶苑海月

黄金の茶室の一般公開に合わせ提供される天下料理=唐津市鎮西町の茶苑海月

 佐賀県立名護屋城博物館(唐津市鎮西町)で27日から始まる「黄金の茶室」の一般公開に合わせ、同市内の鎮西町や呼子町、玄海町などの飲食店と旅館16軒が、戦国時代の料理を現代風に再現した「天下料理」を提供する。初の常設展示となる茶室とともに、料理で地域を盛り上げる。

 天下料理に向けた実行委員会が1月に設立。黄金の茶室や朝鮮出兵で名護屋に集まった大名の食生活などについて記した博多の豪商・神屋宗湛(そうたん)の「宗湛日記」を基に、各店舗が工夫を凝らした料理を考案した。

 22日にお披露目会が開かれ、16軒のうち9軒の料理が紹介された。史料に記載のある食材や調味料、地域の特産品を使った料理に加え、黄金の茶室にちなんで金粉や金のどんぶりを使用するなど豪華絢爛(けんらん)な料理が並んだ。試食した唐津上場商工会の坂本金満会長は「ここでしか食べられない料理で、心が安らぐ。コロナ禍で飲食や宿泊業は厳しいが、天下料理で地域が元気になれば」と話した。

 これまでは名護屋城博物館のテーマ展に合わせ期間限定で天下料理を振る舞ってきた。今回は黄金の茶室の常設展示に合わせて通常メニューで提供される。実行委員会の古舘博委員長は「参加店舗が真心を込めて作った料理。観光客にも地元の人にも楽しんでほしい」と呼び掛ける。(中村健人)